ほくろといぼ
出っ張ったほくろと色のついたいぼは、ちょっと似ていますよね。
ほくろと似たいぼというのはたいていの場合、「老人性いぼ」です。
紫外線を浴びすぎると、ほくろが増えたりしみができたりします。
しみは、本来垢となって剥がれ落ちるはずのメラニン色素が、
皮膚の新陳代謝が足りないために肌に蓄積されてできてしまったもの。
つまり、肌の異常ということです。
老人性のいぼは、しみのある部分の皮膚が、さらに異常を起こしたもの。
細胞が増えすぎて盛り上がるという点はほくろと同じです。
ただ、増える細胞がメラニン色素を作る細胞ではないので、
ほくろのように色が濃くはなりません。
「ほくろ」も「老人性いぼ」も、良性の皮膚腫瘍。
心配ないですよ。
いぼは他にも「ウイルス性いぼ」と「みずいぼ」の2種類があり、
これらはウイルスの感染で皮膚の細胞が増殖して起こる皮膚の病気です。
感染するウイルスの種類が全く別ものなので分けられていますが、
「みずいぼ」のほうはよく子どもがかかって、水ぶくれのような小さないぼが
たくさんできることで知られています。
「老人性いぼ」は他の人にうつりませんが、
あとの2つは接触によってうつることがあります。
ほくろがうつるなんていう話は聞いたことがありませんよね。
いぼがうつるか否かは、原因がウイルスにあるかどうかということです。
ウイルスによるいぼで無い場合は、ほくろと同じようにレーザー治療ができます。
ウイルス性のものでしたら、飲み薬、塗り薬はもちろんですが、
液体窒素を利用して、いぼを凍らせてとってしまうという治療法も取られます。
ですが基本的に感染症なので、個人の免疫力に頼るところが大きくなります。
ただ気をつけていただきたいのは、「ほくろ」によく似たがんがあるのと同じように、
「いぼ」によく似たがんもあるということ。
いぼの周囲が赤みを帯びていたり、表面のざらざらにばらつきがあったりしたときは、
皮膚科に行って診察を受けましょう。