悪性のほくろ
「悪性のほくろがあるって、本当?」
雑誌やテレビでちらりと目にしたり、小耳に挟んだりして、不安になられる方もおいででしょう。
悪性のほくろというのは、実際に存在します。
「メラノーマ」または「悪性黒色腫」と呼ばれるものがそうですが、ほくろにとてもよく似ていて、
経験豊富なお医者さまでもただのほくろなのか、悪性のものなのか判断に迷うことしばしば。
けれども、悪性かどうかを外見で診断するポイントというのが、いくつか上げられています。
・最近急にできた
・速いスピードで大きくなりつつある
・直径が6ミリ以上ある
・輪郭がいびつで、円を描いていない
・輪郭があいまいで、ぼやけている
・濃い茶色以上の、真っ黒な色合い
・全体が均一でなく、色の濃いところと薄いところがある
・表面がでこぼこしている
特に、「足のうら」「手のひら」「爪」は、日本人にとって悪性のほくろができやすい部位なので、
そのような場所で上記のポイントに当てはまるほくろを見つけたら、
恥ずかしがらずに皮膚科で相談してみましょう。
「悪性とは言い切れないけれども、そのおそれがある」場合にはそのほくろを取り、
組織を検査して確かめます。
最近は「ダーモスコープ」という特殊な拡大鏡があって、
切らずに細かな部分まで観察することができるので、診断の精度が上っています。
ちなみにアメリカには、「メラノーマのABCD」というのがあります。
・A asymmetry:アシンメトリー、かたちが非対称である
・B border:ボーダー、ほくろとその周囲の境界線が曖昧である
・C color:カラー、色むらがある
・D diameter:ダイアメター、直径が6ミリ以上ある
重要なポイントを簡単ににまとめていて、覚えやすいですね。